先日、「スタバは女子が女子でいるために必要不可欠なツール」なる説を唱え、
(参照★)少なからずのご意見を頂いた。
主に、自分より年上と思われる女性や、“女子”という言葉に敏感な男性諸君より。
オブラートに包んだ言葉で諭すように語る男どもの目の奥は確かにこう語っていた。
「貴様いつまで女子でいるつもりだ」と。

広辞苑を捨てるべし

辞書に定義されている「女子」と我々のとらえる「女子」像に大きな乖離があることをまずご理解いただきたい。
辞書では、単に年齢が若い、男の子の対義語であり、生物学的に振り分けた際に“少女”に分類される人間のことを「女子」と捉えている。
対して、我々の主張するところの「女子」とは、
いつまでも可愛らしい物に心を踊らせ、「そうよね~」「わかるわかる」という“共感”だけで全てが成り立つ会話に心を満たされ、女同士で集まって“かしまし”していられる性質そのものを表している。
そしてその性質は恐らく、物心ついた瞬間から墓に入るまで一生、全ての女の中に生き続けるのだ。要は向き合うか、背を向けるか、という違いこそあれど「女は一生女子」と言えるだろう。

オトナ女子の心得

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「なにがオトナ女子だ、大人になりやがれ」と目くじらを立てられるそこのあなた。
ご心配なく。「オトナ女子」を名乗る者にも分別があります。
なにも、「私っていつまでたっても若いでしょ可愛いでしょ」と押しつけがましく思っているわけではない。「オトナ女子」は十分、いや十二分に自分たちがとっくに“少女性”を意味するところの「女子」ではないことくらい理解している。
ただ、いつまでも若く美しく、自分らしく生きようとする様を表したポジティブな表現が他にない、というだけなのだ。
我々は、先述した己のなかの“女子性”と真正面から向き合い、TPOに合わせてアウトプットできている状態を「オトナ女子」の完成形と心得ているのである。

(もちろん、僅かばかりに残された「若さ」のうえに胡坐をかき、“女子だから”という剣を振りかざす女どももいるが、彼女らはひとまず「傍若無人」カテゴリーに分類し、議論の対象から外させていただく。)

「女子」か「ババア」か。究極の2択

世間一般では、「女子」を卒業した女はどうなるのか?
「ババア」である。その侮蔑的な意味合いなるや。まるで“女は若さだけ”と言われているような虚無感。もう少し品よく言っても「おばさん」で、どちらにせよポジティブな印象を抱く人なんていない。
「おばさん」の対義語は「おじさん」なのに、意味合いがグッとネガティブになるのはなぜか。「おじさん」は単に中年の男性のことを指すのに対して「おばさん」には“もう”若くないといったネガティブなイメージが付きまとう。というか大抵「おばさん」と言われるときは悪口的な意味合いを含んで使われるという事実がある。

しかし先述の通り、女子の年齢を卒業しつつも「おばさん」「ババア」と称されるには疑問の余地の残る女性が世の中には多く存在し、その女性たちの目指す理想像として「オトナ女子」や「○○ガール」が使われているのだ。
“女子”というワードを取り入れて表現する他ない、というのが現状である。

BBA市民権獲得なるか

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こうなったら。
自分のことを“女子”と名乗ることに抵抗のある、奥ゆかしい大人の女性の皆さん。
“女は若さだけではない“と女の真の価値に気付きつつも、オーバー30、40の女性を好きだと声を大にして言えない男性諸君。
「BBA」(ババアの略)を、己のなかの“女子性”と真正面から向き合い、TPOに合わせてアウトプットできている「オトナ女子」にとって代わる言葉として定着させようではありませんか!
ハっとするような大人の女性の魅力を「BBA」として、世の中に発信していくのだ。
エッセイストのジェーン・スーさんの提唱するように、「#iksBBA」(いかすBBAの略)とハッシュタグをつけてSNSに投稿するのだっていい!
そのうち、レストランではカロリーと胃もたれに配慮した程よく酒のススむ“BBAプラン”が宴会コースの人気No.1に躍り出る。
出版社もこぞって、“今ドキBBAの1週間コーディネート”“街角BBAおしゃれSNAP☆”と特集を組み、やがて「今を時めくBBA大賞」を篠原涼子や深田恭子が受賞する。
女子より金を持つBBA、経済を動かしていくのは我々なのだ。BBAバンザイ!
・・・なんてことになったら、アラサーアラフォー世代の生きやすい世の中になると思うのですが。

ちなみにこの辺のことは「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」という”未婚のプロ”ことジェーン・スーさんのエッセイに詳しく載っています。
筆者は“女子の特権”に諸手を上げて興じてきた身なので共感できたりできなかったりしましたが、概ね女子論には共鳴し、スーさんの恋愛経験談には笑わせてもらいました。
「女子」という生態についてもっと知りたい!という勇気ある方は是非。おすすめです。