誰でも初めは「ママ」ではない

誰でも初めは「ママ」ではない

母性や父性という言葉ではなく「親性」という表現があります。
この親性とは本能的にそなわっているものではなく、妊娠や子育てを通して、だんだんと自分のなかで育っていくもの。そしてその親性がだんだんと大きくなるにつれて、自分は「ママ」なのだと自覚していくのです。
そう考えると、たとえ親であってもひとりの人間。子どもへのイライラ、ムカムカを感じることは何ら不思議なことではないですよね。

こんなとき、イヤになるなあ・・・

こんなとき、イヤになるなあ

ある研究の調査で複数の母親へインタビューしたところ、子どもが2歳になるまでの間に、母親は子どもの「何」に対してイヤだと思っているのかが明らかとなりました(岡本依子、菅野幸恵編集 2008『親と子の発達心理学』より)。

・生後0カ月~6カ月ごろ→「泣くこと」「寝ないこと」「後追い」「人見知り」

・生後9カ月ごろ→「いたずら」「オムツ替えを嫌がる」

・生後18カ月ごろ~24カ月→「言うことを聞かない」「反抗的」「自己主張が強い」

こうした結果から、子どもの成長とともに、母親の語る内容も変化していることが分かりますよね。
つまり、子どもとの「戦い」と「歩み寄り」を経て、それを乗り越え、そしてまた新しい課題が出てくる。
そんな親と子のぶつかり合いを繰り返している様子が分かったのです。

イヤになることが「育自」になる

イヤになることが「育自」になる

初めての子育ては、赤ちゃんがなぜ泣くのか、なぜ寝ないのか、分からないことだらけですよね。イヤになるのも当たり前。

しかし、そんな子どものイヤな部分から逃げずに関わっていくことで、
「このタオルケットで包むと落ち着くんだ」とか、「ここを撫でてやるとすぐ眠るんだ」といったように、だんだんと自分なりの子育て方法を発見していくことができます。

子どもをイヤになること、それは子どもの成長を感じつつ、自分も親として成長していくことなのです。
こうした視点を頭の片隅に置きながら、また明日から子どもと向き合ってみてはいかがでしょうか。