それなりの人生

それなりの学生生活を送り、それなりの企業に入った。仕事も卒なくこなしている。
飛びぬけた成績を残すわけではないけれど、
緻密な計画をもとにコツコツ努力なんかしなくたって、結局どうにかなってきた。
そして30年近く生きれば、自分の人生だいたいこんなものなんだろうと予想がつく。

そんな“それなりの人生”を送ってきた自分が、「物事を先延ばしにする」という癖のせいで、実は多くのものを失ってきたということに気付かされた。

TED2016「先延ばし魔の頭の中はどうなっているか」ティム・アーバンより
14分03秒

なんとかなったのは「締切り」があったから

先の動画「TED」においてティム・アーバンはこう語っている。
目先の快楽に囚われ、やるべきことをついつい先延ばしにしてしまう人間が、それでも最終局面を乗り切ることができているのは「締切り」があるからである。

どんなに怠け者でも、締切りが迫り“面目を失いそう”“職業上の危機”といった自分の生活が破たんしうる程の身の危険を感じたときだけ、目の前の快楽に従う自分の中の「おサル」を退治する救済措置が働き、何とか締切りに間に合って最終局面を乗り越えられるという理屈である。

人生は締切りのない出来事だらけ

「締切りに間に合わない可能性があるから行動する」
これが、私たち怠け者の行動原則だとしたら?

つまり私たちは締切りのない出来事に対していつまでも先延ばしができてしまい、やがて取返しのつかないような不幸や後悔が訪れることになるとティム・アーバンは指摘する。

離れた家族に会う機会、子どもと過ごす時間。
体力、恋愛、若さ・・・自分を取り巻くあらゆる出来事に「いつまでに」という明確な締切りはない。

失ってきた可能性

締切りのない物事に関する限りある時間を、先延ばしによって消費してきた自分。
知らず知らずのうちに多くの可能性を失ってきたことに気付かされた。
それなりの人生を送ることができてるんじゃない。
それなりの人生しか送れなかったんだ。

あのとき、あの場所で一歩を踏み出していたら。
現在とは違ったところに立っていたのかもしれない。

人生には締切りがある

TED

この動画の最後には、ある一つのカレンダーが提示される。
人生を90年と仮定して、その間にある各週を四角で表したものである。

あなたは現在、どこにいますか?

「そのうちやろう」「一歩踏み出す勇気がない」と思う全ての人へ、この動画が行動を起こすきっかけになればいいと思う。
取返しのつかないことになる、その前に。